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週間マーケット総括(週1回更新)

週間マーケット総括では、その週の「日本株マーケット」についての感想を綴っていきます。また、日本株マーケットに影響を与えうる「国外マーケットや商品市況」について、今後の展望を語っていきたいと思います。



2016年12月09日  

孫さん凄すぎ

昨日は年初来高値を更新した日経平均。
トランプ氏の「薬品価格を下げる」という発言から、薬品株が下落するなど「トランプ相場」の危うい部分も見受けられながらではあるものの、今のところは堅調。
しかしトランプ氏から「ドル高是正」の発言が出るのも時間の問題、とのネガティブな見解がようやく出てきました。
今まではポジティブな要素だけしか見てない投資家が多すぎましたから。

先週のアメリカ雇用統計、イタリア国民投票は想定の範囲内の結果と影響、ただしイタリアは引き続き注意が必要です。
原油はOPEC非加盟国との協議を控え利益確定売りが出始めました。
絶好の押し目のチャンスと捉えたいですね。

気になったニュースとしては孫さんがトランプ氏と対談した事。
「4年以内に500億ドル米国に投資、5万人の新規雇用を創出」という衝撃的な内容。
資金調達方法や、見返りに何を得るのか非常に気になりますね。
以前失敗したTモバイルUSとの統合交渉に向けて支援を得る、なんていう見方があるようですが。
まぁ内容については知る由もないですが、何よりもこの時期にトランプ氏と対談するとか孫さん凄すぎます。めちゃくちゃパワフルです。
よくアポが取れましたよね。
あまり評判の良くない人物ではありますが、投資家から見れば孫さん以上に頼りになる経営者はいないでしょう。



2016年12月02日  

押し目待ちに押し目なし

今週も基本的に「買われる」展開だったのですが、ついに国内勢の大手金融機関が買い越しになったとか。
今までは利確先行で、押し目待ちをしていたのですが、「押し目待ちに押し目なし」という事にようやく気が付き、慌てて買っている感じですね。
このあたりは見ると、やはり海外勢は投資において日本の一歩も二歩も先を行っていると痛感させられます。
それはさておき、触れるべき話題が多いので一つ一つ掻い摘んでいきます。
・米雇用統計
まずADP(民間)は21.6万人増、今晩発表の労働省の雇用統計でも堅調な数字が期待されます。市場予想は18万人増。今回に関してはISM製造業景気指数など他の指標も良好のため、仮に予想を下回っても12月の利上げは揺るがないと見るべきですね。

・イタリア国民投票
否決前提での4日に行われるので、仮に否決になっても反応は限定的と考えますが、政治リスクが長期化すれば当然安全通貨である円が買われる展開も‥

・OPEC減産
ついに減産しました。しかも下限まで。さらにロシア減産の意向を表明しているので、これは効果あるでしょう。
サウジがある程度イランやイラクの意向を飲み込んだ事が大きかったですね。
これで原油相場への影響力を少しは取り戻せたでしょうか。
減産は早くても来年1月後半開始なので、そこからまた問題が出る可能性もありますが、それまで強気。
米国の製油所も年末にかけて在庫を取り崩す中で、60ドル台まで上昇するかもしれません。

上記の3点を見ても、やはり年内は強気に行けそうです。
注目銘柄に関してはコラムをご覧ください。



2016年11月25日  

付かず離れず

一服かと思いきや、結果的に「売りが出ない」状況で上値を追う展開の一週間でした。
主役は引き続き海外投資家でこの2週間で9000億円の買い越し。
この売りが出ない状況というのは、先高観が根強くまだ利益確定する必要も、やれやれの売りも必要ないという判断に基づきます。

問題はこのトランプ相場の賞味期限の見極めだと思います。
基本的な考えとしてはやはりトランプ氏が大統領就任する1月20日が一つのターニングポイントになりそうです。
当然、それまでもトランプ政権の人事やら発言に左右はされると思いますが。
または、昨日の感謝際と言い年末に向けて休暇モードに入る海外勢がポジションの手仕舞いに向かう事を考えれば「年内」が賞味期限の可能性も。

いずれにせよ為替も株価もテクニカル面では完全に過熱状態なので、どこかで調整は入るはずです。今はまだそのきっかけになる話題・材料がないといったところでしょうか。

先週も言ったように、今はこの期待先行で海外勢が買ってくる状況に素直に乗っかるべきでしょう。
付かず離れずくらいの感覚が丁度よいかと。



2016年11月18日  

トランプ相場は一服か?

ついに日経平均は18,000円台まで、為替は110円まで来ましたね。
投資主体別売買動向を見ると海外投資家は現物を4000億買い越しと買い意欲が強く、相場を牽引。
一方で国内の年金や機関は慎重な姿勢を崩さずに、売り待ち状態のようです。
この拮抗が生じる局面にきたようで、ここから上値を抑えられそうですが、逆にそれを超えれば‥という事でしょうか。

FRBイエレン議長の「早期の利上げに前向き」という発言で12月のアメリカ利上げ、日銀初の指値オペによる金利上昇抑え込みから日米金利差拡大=円安ドル高を急速に織り込んできました。 トランプ氏の減税・インフラ投資を「トランプノミクス」なんて呼ぶみたいですが、インフレ懸念があれば当然FRBとしては引き締め=利上げに動くわけで2017年も2回の利上げを示唆しています。

ここまで弱気な姿勢を貫いてきましたが、今は大きな流れに逆らうべきではありません。
しかし今後、新興国の通貨安がさらに深刻となる可能性も孕んでおり、世界全体的に見れば不安の方が大きいはず‥
まだ何も始まっていないトランプノミクスに対する過度な期待は禁物でしょう。



2016年11月11日  

大混乱

まさに「大混乱」という一週間でした。
疲れましたよね‥

まず、FBIによるヒラリー氏のメール調査について、選挙戦直前で捜査打ち切りなんていう茶番劇ありえませんよね。期日前投票もあるんですから、多少の影響があった事は間違いありません。
そして大統領選、朝から見守ってましたが、次第にトランプ氏優勢と報道されオハイオ州を取った段階で私の中ではトランプ大統領が確定しました。
完全に想定外でしたが、徐々に情勢が決まる流れだったので当日は上手く対処できました。

約1000円下がって、一気に1000円上昇背景は、空売りの巻き戻し→踏み上げだったのですが、それ以上にトランプ=ドル安円高という市場予想と真逆の動きになった事が大きな要因でしょう。
「ねじれ」のない国会で減税と大規模財政投資(インフラ投資)ですから、インフレ期待・国債増発でアメリカ10年債利回りは2%越え→円安ドル高。
プラス面を見ればこのような構図ですし、実際107円手前まで円安になりました。

がしかし、行き過ぎたインフレを招けば当然経済は失速、メキシコやらに高い関税をかければ輸入物価は上がりますかね。
さらに引き続き、中国・EUの問題も意識する必要があります。
12月にイタリアで国民投票なんていう話も‥

市場は基本的に当初はプラス面しか見ず、後からマイナス面を意識し始める傾向があるので、ここからは様子見姿勢のもみ合い、トランプ大統領の発言に一喜一憂する展開でしょう。



2016年11月04日  

引き続きトランプリスク

今週はアメリカ大統領選に対する不透明感が相場の重石となりました。
正直この一言につきますし、昨晩発表の米ADP雇用統計も弱気となっては今日の日経平均17,000円割れも当然か。今回のヒラリーさんのメール問題は根が深いようで、仮に当選してもその後の政権基盤に対する懸念と意識されてしまうかもしれません。
そんなこんなで、12月のアメリカ利上げを織り込んできた投資家が一気にリスクオフ姿勢を強めています。
ドル円為替も一時102円台まで円高が進行。

しかし、個人的にはビッグイベントを控えて適正水準に戻ったという感覚しかありません。 元々期待先行で短期筋が買っていただけですし、土壇場でアタフタするのも毎度の事ですから。
むしろトランプが当選するなど最悪のケースを考えれば、為替100円割れ、日経平均16,000円割れも想定できます。

大統領選の大勢が判明するのは日本時間11/9の午後。
それまで当然不安定な展開になるでしょう。



2016年10月28日  

年内は円安ドル高かもしれないが

日経平均は引き続き、底堅い展開でした。
アメリカ利上げを決定づけるような経済指標の発表と、想定したほど悪くない国内輸出企業を筆頭とした決算内容が好感されています。

為替もついに105円台ですが、これはユーロが大きく売られている事が主因か。
ここからはやや上値が重くなりそうですが、じりじり円安傾向に向かう感じでしょうか。 まぁ、円買いドル売りの巻き戻しも1巡しつつありますし、ここからは国内輸出企業も円買い(想定為替レートから)してくると思われますが‥ またここまでアメリカ利上げを早期に織り込んできている事も見逃すべきではなく、FOMC内の意見もまだまとまっていない現状を考えれば、ここから安易なドル買いは避けるべきかと。
2016年は無事通過しそうですが、来る2017年についてはハト派的考えが主流のため、ドル高歩調は続かないと思います。

原油について、想定はしていたもののOPECが減産でまとまらない可能性が出てきました。 イラクの石油相が自国を例外にすべきと発言したり、ロシアのOPEC代表も減産に否定的なコメントを残しています。
しかし、ここまで原油価格が戻って結果減産できないとなれば、その失望売りはOPECとしても怖いはず、最低でも妥協策くらいは市場に提示してくると思いますが。



2016年10月21日  

ドル高どこまでOK?

今週の日経平均は17000円の大台を超えて着地しました。
テクニカル的には良い形になってきたものの、商いは決して活況とはいえず、今日も任天堂の大商いが無ければ売買代金は2兆以下でしょう。

そんな中で安川電機の決算が比較的良好であった事は、ひとまずグッドニュースと受け止めたいところです。これから主要輸出企業の決算が本格化しますが、市場予想が悪いだけに「思ったほど悪くない」という評価に転じる可能性も。
為替もアメリカ利上げを見込んだ円買いドル売りの巻き戻し主導とはいえ、104円台に定着しつつあります。
原油は50ドルを挟んでの攻防ですが、次回会合まではOPEC加盟国の主要人物の発言などで乱高下しそうです。

上記を踏まえれば比較的強気になれそうですが、アメリカ利上げが引き起こす「ドル高」についての懸念はコラム・本週間総括でもたびたび触れてきましたね。
ドル高が引き起こす円安株高よりも、米国企業の収益悪化→米株安、中国株安、原油価格の下落、その他新興国への影響の方が強いという事です。
問題は「どこまでのドル高がOKなのか」という事。
そういう意味では、今後の日米の金融政策の舵取りは非常に難しいものになりそうですね。



2016年10月14日  

円高シナリオ優勢か

今週は11日火曜日に17000円台で引けた日経でしたが、そこからはあっさり17000円を割り込む不安定で低調な商いに終始しました。

アメリカ大統領選の結果はもはや8割クリントン氏が勝利という線が濃厚。
「トランプ」というリスクはほぼなくなりました。(かと言ってクリントン氏もドル高よりはドル安志向)
先週末発表の雇用統計はやや低調だったものの他の経済指標は良好であり、12月の利上げは市場に織り込まれてきています。為替も104円台まで円安に。
市場の目線は2017年の利上げまで行っており、FOMCの投票メンバーが変わるなど不確定要素が多く、仮に12月に利上げを決定しても一旦はヘッジファンドが手じまいする可能性も。
そしてここにきて英国のEU離脱問題が顕在化してきています。政治優先で強硬突破してくる可能性が高く、安全通貨である円が買われるなんていうシナリオも意識する必要がありそうです。

原油相場も最終的な決定がなされるまでは不安定ですし、日本企業の決算も期待できません。
弱気にみるしかない状況ですが、対ドルで円買いポジションや225先物の売りポジションなど模索してみるのも面白うそうです。



2016年10月07日  

いつも弱気

今週は思ったよりもしっかりした相場展開でしたね。
目先にリスク要因が多いため、警戒を怠るべきではないですが、IPOを中心に注目された銘柄には集中的に買いが集まりました。

アメリカ経済指標が改善されたことから「利上げ」が現実味を帯びてきたこと、サプライズ減産からの原油高など、円安で株が買われる要素満載だったと思います。
しかし節目の17,000円を超えらない事や、全体的な商いも活況とは言えず、市場はまだまだ半信半疑といったところ。
今晩のアメリカ雇用統計は余程変な数字(市場予想は17万6千)でない限りは無事通過する可能性が高いですが、それでもまだ上を目指せないでしょうね。
大統領選の行方も見極める必要がありますし、原油だって減産というよりは増産凍結であり供給過多が本格的に解消されるわけではないのです。

よって、まだまだポジションを買いに傾けるわけにはいかないでしょう。
いつも弱気ですいません‥
(そういえば、ずっとおススメしているインベスターズクラウドがいい感じです。)


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